教育・子育て

手作り銭太鼓児童が練習 寿放課後クラブ 演奏発表楽しみ

銭太鼓の練習に励む子供たち

 松本市の寿放課後児童クラブを利用する子供たちが、手作りした「銭太鼓」の演奏を年明けに地域でお披露目することを目標に練習している。9日、寿地区福祉ひろばの職員で、銭太鼓講師の山内智恵さん=寿豊丘=を招いて小学校1~3年生の有志15人ほどが初めて銭太鼓を奏でた。
 銭太鼓は11月中にラップの芯やビニールテープ、金具で作った。柄の両端はビニールテープを割いてふわふわさせ、たたくなどの動作で本物さながらに鳴るようにした。
 初練習では、アニメ「サザエさん」のオープニング曲に合わせて銭太鼓をバトンのように振ったりたたいたりして踊ったほか、身近な曲「さんぽ」にのって銭太鼓を手元でくるくると回すなどの振り付けを学んだ。山内さんは銭太鼓は五穀豊穣や健康を願う意味があると伝え「一番大事なのはにっこりやること!」とアドバイスした。
 発表は来年1月8日、地元の寿保育園との交流の中で予定している。寿小3年の泉郁花さん(8)は「本番に向けていっぱい練習して、保育園の子たちを笑顔にしたい」と話している。