政治・経済

特急あずさ 夕方以降の下り東京始発 JR東日本来年3月ダイヤ改正

 JR東日本は13日、来年3月15日のダイヤ改正を発表した。中信地区関係では、中央東線・特急あずさの夕方以降の下り始発駅が全て東京駅となり、首都圏との往来の利便性が高まる。大糸線と篠ノ井線、信越本線の23駅で新たにJR東日本の電子マネー「Suica」(スイカ)が利用できるようになる。
 特急あずさの下りは現在、午後4時45分発の41号が唯一の東京発となっている。今回のダイヤ改正で、それ以降の45号(新宿午後6時発)、49号(同7時発)、53号(同8時発)、55号(同9時発)の4本が東京発に変更される=表。
 特急あずさではほかに、下り21号(新宿正午発)と45号、上り12号(松本午前8時10分発)と42号(同午後3時10分発)の上下計4本を9両編成から12両編成に増やす。
 大糸線に直通する特急あずさは、上り46号(南小谷午後3時発)を、38号(白馬午後1時41分発)に変更し、発時刻を早めて首都圏へ帰りやすくする。下り5号の終点は南小谷から白馬に変更され、あずさの南小谷行きはなくなる。土曜日と休日を中心に、松本―白馬間で臨時特急はくば1号(松本午後1時41分発)と2号(白馬同3時21分発)も運行する。
 篠ノ井線は、塩尻―松本間で下り2本(塩尻午後1時5分、3時31分発)と上り2本(松本午後0時38分、2時37分発)を増発する。
 新たにSuicaを利用できるようになる駅は、篠ノ井線・信越本線が田沢(安曇野市)―長野間の各駅。大糸線が北松本(松本市)―穂高(安曇野市)間の各駅。これに伴い、通勤・通学に便利な臨時特急信州(長野―塩尻)は全席指定となり、特急しなの(長野―松本)と共に「在来線チケットレス特急券サービス」を開始する。