南安曇農高生が育てた野菜を社食のメニューに 安曇野の2社で提供

南安曇農業高校(安曇野市)の生徒が授業で育てた野菜を使ったメニューが4日、空調機器製造販売・デンソーエアクール(同市穂高北穂高)と食品製造販売・ポテトデリカ(同)の社員食堂で提供された。デンソーエアクールには同校の生徒4人が訪れ、実際に「豚バラ大根のニンニク味噌だれ」を味わった。
昨年に続く2日間限定の取り組みで、4日は「豚バラ大根のニンニク味噌だれ」と「鮭と白菜の和風クリームパスタ」の2品を提供した。5日は「野菜たっぷり!家常豆腐」「鶏天とふろふき大根の揚げ出し風」を用意する。
11月29日に同校の1年生が収穫した大根と白菜各50本を活用した。「豚バラ大根のニンニク味噌だれ」を食べた同校フードコース3年生は「とてもおいしい。高校で作った野菜を多くの人に食べてもらえるのはうれしいし、南農のPRにもなる」と話していた。
パスタを食べた社員は「高校生が一生懸命に育てた野菜だと思うと、一層おいしく感じる」と話していた。同社豊科工場でも同じメニューを提供した。
同校生徒が考案し、商品化された「南農カステラ」も売店で販売され、大勢の社員が買い求めていた。