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高校生、松本市長に直言しよう 17日に討論会開催

 松本市は、17日の第41回市青少年健全育成市民大会「松本子どもの権利の日」市民フォーラムで、臥雲義尚市長、伊佐治裕子教育長と高校生の討論会を開く。高校生が今思っていることを、市長や教育長に直接ぶつける場をつくろうと初めて企画した。「市内在住でなくても、どんな内容でもOK」とし、広く参加を呼び掛けている。

 子どもの健全育成に関わる団体の関係者が主に出席していたフォーラムを、大幅にリニューアルする。子どもが来場しやすい環境を目指し、市の調査で「市子どもの権利に関する条例」の認知度が特に低い高校生をターゲットに据えた。
 平成25(2013)年施行の市条例では「生きる」「育つ」「守られる」「参加する」権利のほか「自分の意見を自由に話す権利」が保障されている。臥雲市長は6日の定例記者会見で「学校生活での疑問や、自分たちが思っていることが通らない状況など、いろんなことを率直に意見交換したい」と期待を話した。
 市民フォーラムは午後1時から、中央4の市勤労者福祉センターで。討論会のほか、松本深志高校生によるダブルダッチ(2本の縄を使って跳ぶ縄跳び)の披露、小学生から高校生でつくる「まつもと子ども未来委員会」の提言などがある。
 討論会の参加希望者はQRコードから申し込む。問い合わせは市子ども育成課(電話0263・34・3291)へ。