教育・子育て

衆院選に合わせ模擬投票 松本工高生徒が1票の意味学ぶ

市選挙管理委員会に借りた投票箱に候補者名を書いた用紙を

 松本工業高校(松本市)は23日、衆議院議員選挙(27日投開票)に合わせて、社会科の授業で模擬投票を始めた。25日までに1~3年の全15クラスで実施し、主権者意識を育む。3年生は衆院選投開票日の後に開票して投票結果を確かめる。

 3年電子工業科B組の35人は初日に模擬投票を体験した。生徒たちは、自身の考えと近い候補者や政党が分かるインターネットサービス・ボートマッチなどを活用して投票先を決めていた。横沢依吹さん(17)は「自分の1票で少しでも何かが変わるならいいと思う。SNS(交流サイト)とかをうまく使って若者目線で訴えれば、投票率が上がるのではないか」と話していた。
 生徒たちは、実際に立候補している候補者名や政党名、選んだ理由を紙に書いて投票した。次回の授業では開票結果とともに、互いが候補などを選んだ理由も共有する。