教育・子育て

麻績保育園児が肥料用の大豆収穫 地域農業を理解

枝豆を元気に収穫する麻績保育園の園児たち

 麻績村の麻績保育園の年長児13人は16日、市野川の棚田で麦の緑肥用に試験栽培している枝豆(大豆)を収穫した。枝豆は畑を耕して土中にすき込む予定で、園児たちは食べ物で肥料でもある枝豆を元気いっぱいに収穫し、地域農業への理解を深めた。

 村内の農業団体・OMIMO(おみも、久保田芳永代表)が7月下旬に、県の棚田支援事業の一環で農業用ドローンを活用して約2ヘクタールに種まきした大豆になる。収穫した枝豆は園児たちが各家庭へ持ち帰った。
 園児たちは力を合わせて青々とした茎を根ごと引き抜き、鈴なりに実った枝豆に歓声を上げた。佐藤梨紗ちゃん(5)は「引き抜くのが大変だったけれど(収穫した跡で)迷路を作って遊べて楽しかった。枝豆はおうちでおいしく食べたい」と話していた。