教育・子育て

木曽町の3中学校交流 令和8年度の統合に向けて

 生徒数減少に伴う木曽町の木曽町、日義、開田の3中学校の令和8年度統合に向けて、15日、統合後の校舎として使われる木曽町中学校で3校の1年生計73人の交流が初めて行われた。木曽町中の44人と日義中の22人、開田中の7人は2グループに分かれて授業を受けたり、給食を食べたりして一日を過ごし、統合後の学校生活のイメージを膨らませた。



 緊張も少し解けてきた4時間目では、1グループは音楽の授業で体を打楽器にしてリズムを奏でるボディパーカッションを学んだ。4、5人一組の班ごとに話し合いながら、自分たちでリズムを作る楽しさを味わった。
 もう一つのグループは社会科の授業で、世界の地理や気候、宗教などをテーマにした一問一答式の問題をゲーム感覚で取り組んだ。チーム戦で回答の速さや正答数を競う中で、生徒同士の距離が自然と縮まっていた。
 木曽町中の丸田宙海輝さん(13)は「3校の交流は初めてで緊張したけれど、みんなと和気あいあいと過ごせた」とほほ笑み、日義中の古畑愛乃さん(12)は「みんなの名前はまだ覚えられていないけれど、顔なじみにはなれたかな」と話していた。開田中の本田愛莉さん(12)は「普段は少人数なので1クラスの人数が多くて圧倒された。3年生になった時に統合校に来るイメージができた」と話していた。
 来年度にかけて今後も交流の場を設けていく予定だという。