東京都市大学塩尻高校の生徒 体育祭で園児と交流

東京都市大学塩尻高校(塩尻市)は2日、同校人工芝グラウンド「かしわフィールド」で体育祭を開き、地元の高出地区にある日の出、高出両保育園の年長園児計約80人を招いた。体を動かす交流をして生徒も園児も笑顔を見せていた。
園児が参加したのは、園児用に用意された「追いかけ玉入れ」と「綱引き」の種目だ。玉入れは園対抗で、生徒8人が籠を背負って走り回るのを、園児が追って玉を入れ、数を競った。綱引きはサッカー部、野球部、ラグビー部の代表の男子部員計6人と園児が40人ずつに分かれて対戦した。園児たちは力いっぱい綱を引き、勝利をたぐり寄せていた。
ラグビー部3年の岡本永志さん(18)は「すごく楽しそう」と喜び、同・矢吹大輝さん(18)は「未来の力を感じた」と表情を緩めた。初めて招かれた高出保育園の濱智恵子園長は「高校生と接し優しくされる体験をする良い機会」と感謝した。
同校の若手教諭有志で取り組む「魅力発信プロジェクト」の一環で、学校開放の意図を含め企画した。