健康増進PRに塩尻市独自のマスコット「ラジッコ」 グッズ活用しSNS発信へ

塩尻市は、市民の健康意識を高める独自のマスコットキャラクター「ラジッコ」を活用し、健康増進事業のPRに力を入れている。お気に入りの存在を応援する活動「推し活」で使われる人気のアクリルスタンド(アクスタ)を作成し、今月から各講座に登場させている。
アクスタは、ラジオ体操をするラジッコの動きを表現した、高さ29~38センチの3種類。かさばらず室外に持ち運べるのが利点で、背景に溶け込んだ自然な写真撮影ができる。
今後はラジッコが講座に参加している雰囲気の写真を撮影するなどし、会員制交流サイト(SNS)で情報発信したい考え。のぼり旗も作成しており、来月に始まる各地区文化祭に出展する健康企画コーナーでも活用していく。
ラジッコは令和2年に市健康づくり課の栄養士が考案した。幅広い年齢層の市民に関心を持ってもらおうとするための工夫で、保健師の石井まなさんは「キャラクターをきっかけに子供や、その親世代にも広く啓発できれば」と話している。