ふきのとうの山木康世さん デビュー記念日の21日に塩尻市の風待茶房でライブ

塩尻市広丘野村のフォーク酒場・風待茶房で21日午後5時半から、フォークデュオ・ふきのとうの山木康世さんのライブが行われる。ふきのとうが「白い冬」でレコードデビューした昭和49(1974)年9月21日からちょうど50年の記念日に当たり、長年のファンでマスターの北野正明さん(59)は「うれしいこと」と感激している。
風待茶房という店名は、ふきのとうの3枚目のアルバム名にちなむ。開店時、好きな音楽ができる店にしようと考え、「語呂がよく、おしゃれかな」と思って名付けた。
山木さんはふきのとうのヒット曲の大半を作った。開店から程ない平成25(2013)年3月、風待茶房で初めてのライブに臨み、これまでに数回、演奏に訪れている。ファンになじみ深い店名もあいまって、全国から客が集まる。
ギターが好きな北野さんは高校時代、ラジオでかかったふきのとうの曲「風来坊」を聴いて「いい曲だな」と思った。北海道の大学に進み、札幌市のライブハウスで弾き語りをするようになった。時代は違うが、デビュー前のふきのとうが演奏していた店だった。
風待茶房での最初のライブの際、山木さんに「ファンです」と告げた。山木さんの曲のきれいなメロディーラインに引かれるという北野さんは「ずっと好きなミュージシャンとつながりができる。夢のよう」と話している。
21日のライブは、全国を巡っている山木さんの音楽活動50周年のツアーの一環。前売り4500円、当日5000円。若干だが空きがある。問い合わせは風待茶房(℡0263・87・5737)へ。