世界平和願い木曽の中学生8人が長崎で平和学習 「長崎原爆の日」に合わせて

木曽町(旧木曽福島町)の中学生8人が9日、「長崎原爆の日」に合わせて、親善友好提携を結ぶ長崎県松浦市(旧福島町)で平和学習をした。かつて両町名に「福島」が入っていた縁で始まった交流学習で、今回は志佐中学校(年德谷辰也校長、全校220人)での学習に加わった。同じく町と親善友好提携を結ぶ北海道福島町の中学生も合流し、3市町の生徒が平和について深く学んだ。
学年ごとの教室に分かれて、オンラインを活用した授業形式で学習した。木曽町の生徒たちは、志佐中の代表生徒のまとめ学習の発表などに深く耳を傾けた。日義中3年の倉本真帆さん(15)は「平和学習が長野で受ける授業よりもしっかりしていた。日本の戦争だけでなく世界のことについて新しく知ることができた」と話し、「学校に戻ったら友達にも伝えたい」と話していた。
平和学習は8~11日の3泊4日の交流学習の一環で実施した。同日、来年に長崎県で開かれる第40回国民文化祭「ながさきピース文化祭2025」のプレイベントとして、「LOVE」「PEACE」など平和を願うメッセージを込めた手形アート体験もした。