小学生が市広報紙作りに挑戦 塩尻

塩尻市は25日、市役所で、小学生を対象にした広報の仕事の体験会を開いた。市内の6年生9人が、担当職員から取材や写真撮影の仕方を教わった。模擬の記者会見の場で百瀬敬市長に聞いた塩尻の良さや市の課題などの原稿を書き、オリジナルの広報紙を作った。
児童は百瀬市長に、市長になった理由や子供の頃の将来の夢、趣味などを自由に質問し、応じる市長の姿をカメラで撮った。
自分が手掛けた記事と写真で構成された模擬の広報紙の表紙が出来上がると、喜びと達成感でいっぱいの様子だった。広丘小の三沢日向君(11)は、日頃見ている広報紙の作り方を知りたかったといい「話を聞きながら写真を撮った。思ったよりもタイミングが難しかった」と話していた。
全国広報コンクールで、市広報紙が2年連続で入選した記念と、市政を身近に感じてもらう機会として初めて企画した。この日は〝本物〟の定例記者会見もあり、市長と新聞各社の記者の質疑応答の様子を見学した。吉田小の四方陽彩乃さん(11)は「記者の人たちはたくさん質問を思いついて、すごいと思った」と驚いていた。