松本第一の高校生レストラン 中学3年生をフランス料理でおもてなし

松本第一高校(松本市)で15日、食物科の生徒有志による「高校生レストラン」が開かれた。調理師を視野に進路を考える中学校3年生向けの無料試食会で、前夜と合わせ親子31組が参加。メニュー考案から調理、給仕まで高校生が担い、フランス料理のミニコースでもてなした。
「森」をテーマに県産食材をふんだんに使い、卒業生が生産する阿智村産のチョウザメやキャビアを使った前菜、低温で長時間加熱したメインの鹿肉のコンフィなどを提供。中学生たちは、見栄え良く盛り付けた料理に「きれい」「おいしそう」と感激して舌鼓を打った。
総責任者の生徒は「『おいしかった』と言ってもらえるとうれしい。料理の魅力が伝わり、食物科に入りたいと思ってもらえれば」と話していた。