平面パズルで解決力育む 市民タイムスが才教学園でスティーム教育の体験講座

市民タイムスは13日、分野横断的な学びで課題の発見・解決力を育む「STEAM(スティーム)教育」のワークショップを、才教学園小学校・中学校(松本市村井町北2)のオープンスクールに合わせて開いた。算数・数学の楽しさを伝える「数学のお兄さん」として知られる横山明日希さん(36)=東京都=が平面パズルを使った図形の学び方や面白さを紹介し、未就学児と保護者約70組が楽しみながら体験した。
横山さんは身近にある丸、三角、四角といった形を紹介し「会場の部屋にどんな形があるか探してみよう」と呼び掛けた。子供たちは丸い時計や電球、四角のホワイトボードなどを次々に発見した。
大きさの違う三角、四角のパズルを自由に組み合わせる学習では、子供たちが家、リボン、魚、カメといった多彩な作品を完成させた。市内の保育園年中男児(5)は「チョウチョとダイヤモンドができた」と笑った。
横山さんは「幼少期からのパズル遊びで図形を理解する力やイメージ力、創造力を養える」とアドバイスした。
才教学園は令和3年度にSTEAM教育を導入した。巣山孝弘教頭は「子供たちの探究力や創造力を伸ばし、協働する力につながっている」と話している。