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カルガモ親子のんびりと 安曇野市の穂高北小学校で児童見守る

中庭のカルガモ親子

 安曇野市の穂高北小学校でカルガモが子育てをしている。池や草むらがある広い中庭で親ガモ1羽と子ガモ11羽がのんびりと暮らしており、成長して旅立つまで全校児童が温かく見守っている。
 令和2年からカルガモがこの時期に飛来しており、4年から毎年子育てをするようになった。安全に子育てができるよう、ふ化した理科室南側の草むらから親子を中庭に誘導した。普段の中庭は子供たちにとって憩いの場だが、カルガモが子育てをしている間は立ち入らないようにみんなで協力している。
 4年生の土屋陽夏子さんは「よちよちしていてかわいい。危険な目に遭わないで、無事に育ってほしい」と願っていた。唐澤信好校長は「同じ約束で全校が見守っていることに心打たれる。見守る環境をつくれていることが素晴らしい」と児童をたたえていた。