政治・経済

安曇野市役所の各課にSDGsパネルを設置 業務に応じて目標掲示

各課の窓口に設置されているSDGsパネル

 安曇野市は本年度から、市役所の各課窓口にSDGs(持続可能な開発目標)の推進をPRするパネルを設置している。各課の業務内容に応じて「SDGs17の目標」が一つずつ割り振って掲示されており、来庁者が関心を示したり職員の意識を高めたりする効果に一役買っている。

 市役所内の37カ所に設置している。掲示している目標は、人権共生課なら「人や国の不平等をなくそう」、平和行政を推進する総務課では「平和と公正をすべての人に」、秘書広報課は「パートナーシップで目標を達成しよう」としている。
 市は昨年度、内閣府から「SDGs未来都市」と、未来都市の中でも優れた取り組みをする「自治体SDGsモデル事業」に選定されている。SDGs推進の象徴的な取り組みとして、市里山再生計画に基づく官民連携の活動を推進する中間支援組織「さとぷろ。機構」を盛り込んでいることから、安曇野産ヒノキ材でパネル用のプレートを作った。
 市役所には小学生が見学に訪れることもあり、各課を巡って全17ゴールを見つける楽しさもありそうだ。政策経営課は「課の名称だけだとどんな仕事かイメージしにくいかもしれない。パネルがあるとイメージしやすいかも」としている。