家庭菜園シーズン到来 安曇野育苗センター盛況

春の家庭菜園シーズンを迎え、安曇野市三郷温の「安曇野育苗センター」には、野菜苗が豊富に並んでいる。「例年5月上旬はまだまだ遅霜に警戒がいる」というが、地元客で早くもにぎわっている。
トマトやナス、キュウリ、ピーマンなど例年並みの販売量を予定し、中旬には約180種類がそろう。来店した近くの男性(85)はゴーヤの苗を手に「自分では食べないが、育てて近所に分けるのが楽しみ」と話していた。
種から育てる自根苗や、連作障害に対応する接ぎ木苗を近くのハウスで生産し、生育は順調に進んだ。育苗センターの横田真一さん(54)は「販売準備は万端だが、地熱もまだ低い。天候を確認しながら植えるタイミングを見極めて」と話していた。