エクセラン高が河川功労者に 薄川で調査・研究15年余

エクセラン高校(松本市)の普通科環境科学コースが、日本河川協会(東京都)から「令和6年河川功労者」に選ばれた。平成20(2008)年以降、高校近くの薄川で調査と研究を行い環境保全の知識を養ったことと、地域住民と連携した活動が他の模範となったことが評価された。4日に都内で表彰式が開かれる。
生徒は毎年薄川で校外学習として、水生生物の調査や周辺の特定外来植物の駆除などを行っている。里山辺公民館や入山辺公民館と連携し、小学生の魚つかみ体験や水生生物探しにボランティアで参加している。
同コース3年生の堀内菜緒さん(17)は「今までの先輩たちの活動が受け継がれてきたおかげで今も活動できている。後輩につなげていきたい」と話し、3年生の蜜澤陽菜さん(17)は「今年、地下水や湧き水の調査を行えるのは、水を主に調査してきたおかげ」と話していた。
同校のほか、長野県立歴史館特別館長の笹本正治さん(松本市)が、令和6年河川功労者に選ばれている。