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消防団のPR動画好評 松本市消防団員も出演

松本市消防団の団員が出演し、笑顔が印象的なMVの一場面

 県が作った消防団のPR動画が好評だ。将来の消防団を担う若い世代に響くように、ヒップホップに乗せて消防団のやりがいなどを歌った楽曲を1分半のミュージックビデオ(MV)にまとめ、動画投稿サイトのユーチューブで公開したところ、3カ月半で3万2000回再生を超えた。松本など県内4市の消防団員200人も出演し、団員たちの笑顔が印象的だ。
 PR動画は本編のMVと、若者たちがバーで知り合った消防団員に誘われて活動を見学し、消防団によって地域が守られていることを知っていく様子を描いた3本の「アナザーストーリー」がある。
 制作に当たっては、現役の消防団員に入団の動機ややりがい、若い人に伝えたいことなどを聞き、その内容を県内を拠点に活動するラップグループに伝え、歌詞を書いてもらった。「仲間、絆、地元」をキーワードに、ヒップホップの楽曲で「やりがい感じて守る地元」「街守るため回るNight」などと歌われ、印象的なMVに仕上がっている。
 撮影は1月に行われ、松本市内では井上百貨店の屋上や店内などでロケが行われた。松本市消防団の56人の団員も出演している。
 県消防課は「予想以上に多くの方に見ていただいている」と喜び、ユーチューブなどで引き続き公開するほか、イベントなどでも活用して団員確保に役立てる。