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国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区でオオルリシジミ舞う

クララの葉にとまるオオルリシジミ。羽の表は青、裏は白っぽくてオレンジの斑点がきれい

 安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で、市天然記念物のチョウ・オオルリシジミが舞う季節が到来した。今年は10日に初めて観察され、5月下旬が最も多くの生態数を見ることができるという。
 観察できるのは展望テラス近くにある水辺周辺で、オオルリシジミの幼虫が唯一の食草とするクララを植栽している。晴天となった21日は、クララにとまったり、周辺を小気味よく羽ばたいたりする姿が観察できた。
 長野市から来た岡田武彦さん(70)は「学生だった50年ほど前は、県内各地の棚田で観察できた。青い羽がきれいで、フワフワ飛ぶ姿がいいね」とスマートフォンのカメラを向けていた。同公園によると、観察期間は例年6月上旬まで。