教育・子育て

「取っつきやすく」 塩尻市民文化祭 芸術祭から名称変更

「芸術」の文字をなくした文化祭ポスターを手に来場を呼びかける事務局

 「芸術」を取って、親しみやすい名称に変えました―。塩尻市民文化祭実行委員会は今年、毎年6月に開いている文化祭の名前を新たに「塩尻市民文化祭」にした。「塩尻市民芸術祭」だったが、芸術と付くと市民に堅い印象を持たれやすいのではないかと考え「少しでも取っつきやすくした」(実行委事務局)という。

 市内で活動している各種文化団体やサークルの作品やステージ発表を気軽に見て、会員たちに話しかけてもらえるような催しを目指して、名称の変更を一つの手とした。事務局の市社会教育スポーツ課社会教育係は「地域の人と各種団体の輪を広げるイベントにしたい」と話している。
 文化祭の展示の部は6月7~9日に塩尻総合文化センターで開く。絵画、書道、文芸などの作品が並び、体験コーナーもある。民謡、器楽、吟道などの舞台発表の部は9日にレザンホールで開く。期間中、高校生らによる書道パフォーマンスやダンスパフォーマンス、フリーマーケット、農産物や陶芸作品の販売もある。