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木曽でもオーロラ確認 星の会の尾崎光宏さん撮影

木曽町で撮影されたオーロラとみられる現象。乗鞍岳(中央)上空を赤く染めている。右下の明かりは松本市街地、左下は高山市街地=11日午後11時45分ころ(タイムラプス動画からのキャプチャー画像、尾崎さん提供)

 北の空に淡い赤色の光が浮かび上がる「低緯度オーロラ」とみられる現象が、木曽町三岳で確認された。木曽星の会会員の尾崎光宏さん(53)=上松町=が写真に収めた。
 太陽の表面で起きた大規模な爆発「太陽フレア」の影響で、オーロラは世界各地で確認されている。尾崎さんは御嶽山麓の北の空が開けた場所で、11日午後9時半ころから翌12日の午前3時半ころまで空を撮影。肉眼では確認出来なかったが、20秒露光をかけると、真北を望む乗鞍上空に淡い赤い光が浮かんでいる画像が確認できた。
 尾崎さんは「(光害が少ない)木曽の空の暗さが撮影には申し分ない環境であることが再認識できた。期待通りではあるが一安心」と話している。