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山雅が天皇杯出場ならず 今年も長野にPK戦で敗退

後半、相手と競る松本山雅の浅川(左)。随所でライバル心がぶつかった

 サッカー天皇杯の県予選を兼ねる第29回県選手権大会(県協会主催)の決勝が12日、サンプロアルウィン(松本市)であり、松本山雅FCは1-1からもつれたPK戦の末にAC長野パルセイロに敗れた。決勝での黒星は2年連続。AC長野は県代表として本大会に出場する。

 カードは3年連続の「信州ダービー」。先発をがらりと変えたAC長野に対して、松本山雅はリーグ戦での主力を中心に臨んだ。
 先制は風上に立った松本山雅。前半15分に右CKから浅川が決めた。後半は守勢に回って耐えていたが、47分に直接FKを決められ振り出しに戻った。1―1で迎えた延長でも決着がつかず、PK戦では双方が2人ずつ失敗して迎えた6人目の常田がクロスバーに阻まれた。
 来場は5022人。互いを強く意識した応援合戦で会場の熱量を上げた。