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ごみ分別にズク出そう 松本市、指定袋一新でPR

「ズク出して」のキャッチフレーズが目立つ家庭系プラスチック資源専用袋

 松本市は今月、指定ごみ袋のデザインをリニューアルした。製品プラスチックを資源物として回収し始めて1年が経過したタイミングに合わせ、平成7(1995)年の指定袋導入以来、初めて一新。「2050年ゼロカーボンシティ」を目指す市のメッセージをより明確に打ち出したデザインとした。

 「容器包装プラスチック専用袋」は「プラスチック資源専用袋」へと名称変更し、「ズク出して分けよう!プラスチック資源」の市環境業務課職員考案のキャッチフレーズを大きく印刷して松本らしさを表現した。プラスチックごみの分別・資源化がCO2(二酸化炭素)の排出量削減につながることを発信している。
 可燃ごみ袋もリニューアルし、「ズク出して減らそう!燃やすしかないごみ」のキャッチフレーズを追加した。
 リニューアルに伴うサイズや種類、価格の変更はない。ごみを出す人の氏名記入欄も「責任を持ってさらに分別を進めてほしい」との理由から残した。各店舗の在庫終了次第、順次切り替えられる。
 可燃ごみだった製品プラスチックを昨年度から資源として回収し始めて1年で、プラスチック資源の回収量は前年度比479トン増え、可燃ごみの回収量は同4339トン減った。8日の定例記者会見で臥雲義尚市長は「新しいごみ袋に目をやってもらい、CO2削減に取り組んでもらえれば」と述べた。