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家族で協力 田植えに精 GW最終日

大型連休に田植えに精を出す農家

 大型連休最終日となった6日、松本地方の各地で、農家が田植えや代かきに精を出す姿が見られた。曇り空に少し風が強い陽気の中、おいしいお米が収穫できるようにと願いを込めて、作業に汗を流していた。

 松本市島立の農業・大久保真一さん(79)、寿子さん(73)夫妻は、5、6日の2日間で、耕作する田んぼ計3ヘクタールの田植えを全て終えた。近くに住む長男・淳一さん(46)と次男・源二さん(43)、千葉市に暮らす長女・岡田昌恵さん(49)のきょうだい3人が集まって、家族5人で作業するのが毎年のスタイルで、大久保さんは「今年も無事できた」とほっとした表情を見せた。
 きょうだいは「自分たちで食べる分くらいは、自分たちで作業したい」と毎年参加している。淳一さんは「また稲刈りにはみんなで集まる。大切な家族の行事」と話していた。