本郷合併50年 発展さらに 記念式典で節目祝う

東筑摩郡本郷村と松本市が合併して50年の節目を祝う記念式典(実行委員会主催)が1日、松本市浅間温泉2の浅間温泉文化センターで開かれた。昭和49(1974)年5月1日の合併から半世紀の歩みを当時の市政ニュースの映像やスライドショーで振り返り、町会関係者ら約120人が本郷地区のさらなる発展を願った。
式典実行委員長の小池文雄・本郷地区連合町会長は「これまでの50年を一区切りとし、次の50年が必然的にやってくる。私たちが先人から受け継いだ自然、歴史、文化を守り育て、松本市の持続的発展の基軸となる本郷地区を築きたい」と式辞を述べた。
臥雲義尚市長と地元選出の県議会議員・萩原清氏が祝辞を述べた。本郷村惣社出身の映画監督・山崎貴さん(59)からビデオメッセージが寄せられ、少年時代に美鈴湖でスケートをしたことなど自然の中で育ったエピソードと故郷への感謝が語られた。
本郷地区は松本を代表する温泉街の浅間温泉があり、キッセイ文化ホールやセキスイハイム松本スタジアム(市野球場)、美鈴湖などの施設や観光地がある観光・文化・スポーツの拠点として発展を続けている。
1日現在の地区人口は1万4391人。