地域の話題

世界の絵本を山形で楽しむ 村図書館がグローバルおはなし会

ドイツ語で絵本を読むシュラークさんと耳を傾ける来場者

 山形村図書館はこのほど、さまざまな国の言葉で絵本を読む「グローバルおはなし会」を村農業者トレーニングセンターで開いた。世界中で親しまれるエリック・カール作の絵本「はらぺこあおむし」を、職員と外国出身の村民が日本語、英語、中国語、ドイツ語の4言語で読み聞かせ、親子ら36人が多彩な言語や文化に親しんだ。

 職員が日本語で、増沢莉香さん=上竹田=が中国語、吉池久子さん=小坂=が英語、ティル・シュラークさん=上大池=がドイツ語で読み聞かせた。子供も大人も主人公「あおむし」の言い方の違いに注目するなどして耳を傾けた。
 3人から世界のあいさつも教わり「おはよう」「ありがとう」「遊ぼう」をそれぞれの言葉で発音してみた。山形小学校4年の竹野結衣さん(9)は普段から世界の国の本を館で借りたり世界地図を見たりしていて「ドイツ・中国語は普段聞かないから難しかったけど、勉強になった」と興味を深めていた。
 こどもの読書週間(4月23日~5月12日)に合わせ企画した。図書館では週間中、世界各地にゆかりある本を集めた企画コーナー「本でめぐる世界」を設けている。