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「新しい松本山雅に」 小澤修一氏が新社長に就任

新社長に就いた小澤氏(右)と執行責任者に就任した横関氏

 株式会社松本山雅は24日、松本市内で開いた株主総会と臨時取締役会で任期満了に伴う役員改選を行い、新たな代表取締役社長に取締役事業推進部長の小澤修一氏(44)が就任した。常勤の代表取締役執行責任者に横関浩一氏(44)が就き、非常勤の社外取締役を含め、顔ぶれが大きく変わった。任期は同日から2年間。

 役員改選で、選手として所属した地域リーグ時代からのチームの歩みを知る元選手の小澤修一氏が新たな代表取締役社長に就いた。臨時取締役会後に報道陣の取材に応じ、抱負などを語った。主なやりとりは次の通り。
 ―松本山雅が置かれている現状をどう感じている。
 かなり厳しい状況。ただ、その中で未来をどうつくっていくかということが重要で、新しい山雅をつくっていきたい。
 ―社長を任された理由はどう考える。
 未来の山雅をつくる時にどういう体制がベストかという話をしてきた中、過去にやってきたことを大事にする思いと、次の世代にバトンタッチしていくという二つが大きなポイントだったと思う。
 ―社長として大切にしていきたいことは。
 創成期からずっと携わってきて、このクラブが何のために存在してるかというのはいつも問いながら過ごしている。サッカー選手になりたいと思って(松本に)来た若者がこの地域に育てられ、本当にこの地域のために何ができるかということを一生懸命考えるようになっている。そういった循環を次の世代にも伝えていきたい。
 ―この地域において松本山雅はどんな存在であるべきか。
 昨今いわれる「山雅らしさ」はいろんな捉え方があると思うが、主体的に関わる人の集団というのがイメージとしてぴったりくる。山雅のためにと思える人がどれだけいるか。そういった方がどれだけクラブに携わってくれているのかということと、それをどれだけ増やしていけるかが大きなポイントなのかと思う。

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