政治・経済

塩尻市道高ボッチ線 冬季閉鎖解除で全線通行可能に 災害復旧進み2年8カ月ぶり

東山ルートのゲートを開ける職員。2年8カ月ぶりに通行可能となった

 塩尻市郊外の高ボッチ高原に通じる市道高ボッチ線(延長16.3キロ)の冬季閉鎖が、24日に解除された。令和3年8月の大雨災害で不通となっていた東山ルートは道路の復旧がほぼ完了し、2年8カ月ぶりに東山、崖の湯の両ルートが全線で通行可能となった。

 東山ルートでは、午前10時に市建設課の職員2人が旧塩尻にあるゲートを開けた。10時すぎに車で山菜採りに訪れた松本市寿の男性(57)は「通行止め期間中は歩いて山菜採りに来ていた。東山ルートが通れるようになり楽になる」と喜んでいた。
 高ボッチ高原管理棟の「でいだらボッチ館」、キャンプ場は27日に営業を始める。
 東山ルートは令和3年8月に大雨による地滑りで道路が崩落。災害復旧工事のため、全面通行止めとなっていた。大型連休後に路面舗装などの工事で、一時的に通行止めとなる。全面通行止め期間は東山ルートが5月13~24日、崖の湯ルートが6月3~14日。工事の完了見込みは8月末。
 市はこの日、市道権兵衛峠旧国道線(延長8.2キロ)の冬季閉鎖も解除した。

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