教育・子育て

生坂中 探究的に地域学ぶ 「Ikusaka学」スタート

「Ikusaka学」について全校生徒に説明する小松校長

 生坂村の生坂中学校で19日、本年度導入した施設分離型小中一貫教育に伴う、地域学習をより発展させた探究的な学び「Ikusaka学」がスタートした。生徒は希望する学びを自由に考えて決め、近く学年を超えた縦割りグループを結成。5月10日にグループ別の学びが本格的に始まる見通しだ。

 初回はオリエンテーションとして、小松猛校長が全校生徒33人を前に「生坂は知れば知るほどすごいと思える魅力がたくさんある」などと学びの概要や意義を説明した。やりたい学びを書いて提出するよう伝えた。
 各学年では生徒が地域で取り組みたい学びについて議論し、それぞれ活動希望調査書に第1~3候補を記した。1年生7人はご当地ラーメンづくりや特産のブドウを生かしたフルーツサンドの開発などを挙げた。腰原光星さん(12)は観光パンフレット作成を希望し「生坂村には自然や食べ物の魅力が数多くある。観光客がどうすれば楽しめるのか調べて紹介したい」と意欲を語っていた。
 生坂小学校でも今後、「Ikusaka学」として生坂を幅広く学ぶ取り組みを進める。

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