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松本署が中古車販売店で防犯対策診断 ビッグモーターの車両窃盗被害で

千坂店長(右)と店舗の防犯対策を確認する署員

 松本警察署は16日、松本市内の2カ所の中古車販売店で店舗の防犯対策の診断をした。9日に同市渚2のビッグモーター松本店で展示されていた車両3台が窃盗被害に遭うなど、県内で同様の被害が相次いでいて、店舗の対策を確認し被害防止を図った。

 同市白板2のネクステージ松本店では松本署員3人が千坂潤明店長とともに店舗敷地内を巡回し、店舗の防犯設備や車両の施錠状況、通報体制など10のチェック項目を確認した。敷地内には販売している中古車など約300台があり、営業終了後、敷地入り口に車を置いて出入りができないようにするなどの防犯対策をしている。千坂店長は「プロの窃盗犯はどんな手口を使うか分からない。対策を考えていきたい」と話していた。
 松本署生活安全1課の市川幸誠課長は「ハンドルやタイヤにロックを掛けるなど、簡単に車を持ち出せないよう対策して」と呼び掛けていた。