DX推進へ山形村が外部人材登用
山形村は本年度、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援する人材「最高情報責任者(CIO)補佐官」を外部から登用し、17日に村役場で任命式を開いた。さまざまな自治体で人材育成やDX推進に携わる後藤美佳さん(45)=福井県敦賀市=が務める。本庄利昭村長が委嘱状を手渡し活発な活動を期待した。
村によると県内の村で補佐官の外部任用は初。従来の業務踏襲ではなく、職員自らの気づきや組織内の活発なコミュニケーションを促して問題解決や改革ができる職場づくりにつなげ、村民サービス向上を目指す狙いだ。
補佐官は、赤羽孝之副村長が務めるCIOを補佐し、職員の意識・働き方改革に向けた研修の企画、組織の情報戦略策定・実行、デジタル化に伴う問題解決などを担う。任期は来年3月末まで1年間。後藤さんは「業務効率化には長年の考え方や習慣を変える意識や対話が大切。よりよい生き方、働き方ができる環境を一緒につくっていきたい」と抱負を語った。
後藤さんと共に取り組みをサポートする地方創生マネジャー・森亮二さん(47)=千葉県流山市=も式に立ち会った。