連載・特集

2024.4.6 みすず野

 ことしは4年に1度の五輪がある。7月から8月にかけて、熱戦がパリで繰り広げられる。もっとも東京五輪が新型コロナウイルス禍の影響で、開催が1年延びたため、異例の3年ぶりの大会となる◆日本オリンピック委員会(JOC)の公式サイトによると、古代ギリシャで紀元前776年に、いわゆる古代五輪の第1回大会が行われた。1169年間続いた後、いったん長い休止に入り1896(明治29)年のきょう、近代五輪として復活した。立役者は「近代オリンピックの父」と称されるフランス人のピエール・ド・クーベルタン◆近代五輪第1回大会はギリシャの首都アテネで15日まで開かれ、欧米の先進14カ国が参加した。選手は241人。古代五輪と同じく、男子のみだった。競技は陸上、水泳、体操、レスリング、フェンシング、射撃、自転車、テニスが行われ、ボートは悪天候のため中止となった◆自分が日本人であることをいつもあらためて思い出させてくれる五輪の開催期間。各競技で、代表選手が次々に決まってきており、パリでの活躍が今から待ち遠しい。中信や県内ゆかりの選手となれば、一層応援に力が入る。

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