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木曽平沢駅 合作の漆塗り風景パネルで飾ろう 塩尻・楢川の桜プロジェクトと楢川小中校4年生

完成した漆塗り風景パネルを持つ児童と酒井代表(後列右)

 塩尻市楢川地区の活性化に取り組む「ならかわ桜プロジェクト」(酒井慶太郎代表)が、地元の楢川小中学校4年生と連携し「JR木曽平沢駅アートプロジェクト」を進めている。児童8人が漆を塗った額縁(長辺57センチ、短辺42センチ)に、木曽平沢の風景写真などを入れた「漆塗り風景パネル」を駅舎内に展示する計画で、駅利用者をもてなす。

 今年1月の「ふるさと漆器学習」の授業で、4年生が漆を4回塗り重ねた額縁に、プロジェクトメンバーが撮影した春夏秋冬の風景写真を入れた。漆工町の歴史や、楢川小中学校のふるさと漆器学習、桜プロジェクトの取り組みを紹介する写真には、10カ国語に対応した公式ウェブサイトにつながるQRコードを添えた。
 このほどパネルが完成し、酒井代表ら桜プロジェクトの3人が4年生の教室を訪れ、お披露目した。4年生の中村蒼甫君(10)は「きれいに塗れた額縁に、すてきな風景写真が入っていて良いと思った。木曽平沢が良いところだと伝わってほしい」と期待していた。
 アートプロジェクトではほかに、駅舎内の内装を塗装し、ディスプレーコーナーをリニューアルする。11日午後2時から現地でお披露目式を行う。

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