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仕事も余暇も安曇野で ポータルサイト「よりみちトリップ」立ち上げ ワーケーション研究会

2月中旬に開設したポータルサイト「よりみちトリップ」

 安曇野市穂高地域を中心とした民間事業者で組織する団体「安曇野・穂高リゾートワーケーション研究会」(事務局・穂高温泉供給)は、ポータルサイト「よりみちトリップ」を立ち上げた。サイトから滞在に必要な宿泊施設、仕事を行うコワーキングスペース、余暇に楽しむ自然体験などを調べ、予約もできる。観光地で仕事をしながら自身の時間を過ごすリゾートワーケーションを推進することで関係人口を増やし、移住定住につなげる。

 ポータルサイトでは、主に「コワーキングスペース」「宿泊」「体験プログラム」「地産地消」「移住定住」の情報を発信している。月2万回の検索があるという全国展開のサイト「Workations(ワーケーションズ)」に専用ページを設け、そこから「よりみちトリップ」を開くこともできる。
 研究会は令和4年度の発足で、本年度は県の地域発元気づくり支援金を活用して「よりみちトリップ」を構築した。今後はリゾートワーケーションに積極的な企業にダイレクトメールを送るなどの活動を計画している。
 研究会によると、これまでは市内のシェアハウスを活用してリゾートワーケーションをする大手企業の社員などがいた。研究会の会長を務める穂高温泉供給の曽根原悦二社長は「企業が優秀な人材を集めるために多様な働き方を担保する動きは確実にある」とし、リゾートワーケーションに可能性を感じている。

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