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能登へ木曽からもエール 木祖小4年生が募金

手作りの募金箱を手に保護者らに募金を呼び掛ける児童たち

 能登半島地震の被災地を支援しようと、木祖村の木祖小学校4年生が27日、校内で募金活動を行った。昇降口に募金箱を持って並び、授業参観に訪れた保護者らに協力を呼びかけた。

 4年生16人は本年度、「村の役に立つことをしたい」と、総合的な学習の時間を使って地域のごみ拾いに取り組んだ。被災地の状況に心を痛めた児童から「みんなのためになることをしよう」と声が上がり、募金活動を決めた。
 段ボールや牛乳パックで作った募金箱を手に「ご協力をお願いします」と声をそろえると、保護者らが足を止めて次々と募金していた。ボランティアグループのリーダーを務める神出空さん(10)は「多くのみなさんが協力してくれてうれしい。被災されたみなさんが食べ物を買うお金に使ってほしい」と話していた。
 集まった募金の被災地への届け方は、児童が話し合って決める。