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馬場家住宅に華麗ひな飾り 建物と調和

趣ある住宅内に飾られた、昔ながらのひな飾り

 松本市内田の国重要文化財「馬場家住宅」で25日、ひな人形の展示が始まった。趣のある住宅内に、市立博物館の収蔵品とベラミ人形店(松本市中央3)が制作した作品が並ぶ。月遅れのひな祭りまで楽しめるよう、4月7日まで展示する。

 江戸末期から平成までに作られた幅広い年代の人形があり、7段のひな飾りや掛け軸にしたものもそろう。馬姫やおいらんといった華やかな衣装をまとった女性の押し絵も並ぶ。3月17日は市の「博物館まつり」に合わせて普段は非公開となっている坪庭や隠居屋、茶室などを開放するといい、西澤広幸館長は「昔ながらのひな飾りと、趣ある建物を楽しんでほしい」と話す。
 午前9時~午後5時で月曜休館。観覧料は310円(70歳以上の市民と中学生以下は無料)。3月17日は観覧無料。