教育・子育て

塩尻の楢川小中学校 小規模特認校へ 生徒がパンフ作成 市全域から受け入れへ学校の魅力PR

楢川小中学校を紹介するパンフレットを作った7年生

 塩尻市の楢川小中学校7年生9人が、学校紹介パンフレットを作った。同校は新年度に「小規模特認校」となり、市内全域(北小野地区を除く)から入学・転入が可能となる。このほど市役所や塩尻総合文化センター、市観光センターなどを訪ね、設置を依頼した。

 パンフレットはA4判を4面につなげた観音折りで、460部を印刷した。「総合的な学習の時間」に、班に分かれて表・裏表紙と学校紹介の2ページ分をデザインした。同校の特色ある取り組みとして、漆塗りの食器を使う給食や、漆塗り体験を行う「ふるさと漆器学習」などを写真入りで紹介。表表紙は「人の輪」をイメージして、校舎や自然豊かな環境、学校生活を紹介する写真を載せた。残り4ページには児童・生徒の募集要項や同校のカリキュラムが載せてある。
 総合文化センターでは赤羽高志教育長に、パンフレットを手渡した。宮原琴美さん(13)は「学校にいっぱい人が来てくれることを願って7年生全員が協力して作った。いろいろな人に見てもらいたい」と話した。前身の旧木曽楢川小学校時代に校長を務めた赤羽教育長は改めて学校の良さを挙げ「パンフレットを見て、一人でも多くの児童・生徒がみんなの学校に行ってほしい」と期待した。

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