南木曽のミンツク 改修中 交流スペース 使いやすく 新年度に利用開始 協力隊・篠原さん手掛ける

南木曽町地域おこし協力隊の篠原舞さん(31)が、読書のコミュニティースペース・ミンツクの改修を進めている。内装を変えるなどしてより使いやすくし、多くの人に訪れてもらおうと、新年度にリニューアルの完了、利用開始を目指し作業している。
約20畳の利用スペースは、入り口から見て奥側に、壁に沿ったL字形のカウンターを設けた。奥にあった図書コーナーを手前に移動し、本棚などで空間を仕切る。仕事や勉強などで使う人、交流する人がそれぞれ利用しやすいように工夫した。床をいったんはがして断熱材を敷き、壁の大部分を塗り替えた。
篠原さんは本年度、協力隊に着任し、主に空き家に関する活動をしている。拠点の一つとしてミンツクを利用する中で「より使いやすくできないか」と考え、昨秋から作業を始めた。二級建築士やインテリアコーディネーターの資格を持ち、空き家などの改修に元から関心があった。他の協力隊や地域住民の協力も得て進めている。
ミンツクでは最近、英会話といった定例教室の開催以外で利用はほぼない状況という。篠原さんは「せっかく開かれた場所がある。いろいろな人が出入りし、自由に使ってもらえるよう改修を進めたい」と意気込む。