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雪降る森で火おこし挑戦 塩尻で自然探検

たき火台を使ってたき火をする子供たち

 塩尻市のNPO法人わおん(広丘郷原)は20日、同市洗馬上小曽部転作センターの裏山で、子供たちが野外で体験活動をする「わおん♪自然探検隊」を開いた。本年度最終となる8回目の活動で、市内外の小学3年生から中学3年生までの約30人が雪が降る中、森での遊びを楽しんだ。

 大人の運営スタッフの補助を受けながら、子供たちは森の中にあるスギやヒノキの枯れ枝を集め、たき火台を使って火をおこした。スギの葉がパチパチと焼ける音を聞き、持ち寄ったマシュマロやソーセージを焼いて頬張った。これまでの活動で増設した「ツリーデッキ」で遊ぶ子もいた。
 2年前から参加しているという楢川小中学校3年生の山本陽向さん(9)は「いっぱい話してみんなと仲良くなれるのが良い。自然と触れ合えるのも楽しい」と話した。
 基本のルールを守って安全確保をしながら自由に遊ばせる取り組みで15年近く続く。参加者からスタッフになり運営に携わる高校生もいる。新年度は4月13日から来年1月18日の間に8回の活動を予定する。