政治・経済

安曇野の加島さん知事賞 県オリジナル米・風さやか食味コンテスト

風さやかを食べ比べる審査員

 県オリジナル米「風さやか」の食味コンテスト(「風さやか」推進協議会主催)の最終審査会が9日、安曇野市堀金公民館で開かれた。県内各地の生産者から応募があった22品のうち1次と2次の審査を通過した19品を炊飯して食べ比べ、入賞7品を決めた。18日に表彰式を予定する。

 関係分では、県知事賞(1人)に安曇野市の加島美智代さんが選ばれた。県知事賞に次ぐ推進協議会長賞(1人)には安曇野市の細田農産が決まり、優秀賞(5人)に松本市の丸山敏光さんと安曇野市の飯沼克彦さんがそれぞれ選ばれた。
 炊飯作業には南安曇農業高校の生徒11人が協力し、同じ条件で19品を炊いた。「風さやか」推進協議会の永井進会長ら8人が▽色つや▽香り▽粘り▽食感▽食味―の5項目について、基準米と食べ比べて審査した。永井会長は「大きな差はなかった。どれもおいしかった」とレベルの高さを語っていた。
 「風さやか」は県農業試験場が開発して平成25(2013)年に品種登録された中晩生品種。冷めても「もっちり」とした食感が保たれ、弁当やおにぎりに適している。コンテストは3回目で、風さやかの生産振興とブランド力向上を目的に毎年開かれている。