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お城の不思議をわくわく探検 研究専門員ガイドに親子ツアー

普段は立ち入り禁止の場所などを見学する参加者たち

 松本市教育委員会文化財課城郭整備担当研究専門員らの案内で松本城内を巡る「国宝松本城七不思議親子探検ツアー」が天守などで開かれた。小学生とその保護者計14組・32人が、松本城にまつわる事柄や伝説をクイズ形式で楽しく学んだ。

 「大天守1階の竹の棒で囲まれた、四角い枠の所にある伝説とは?」「大天守3階は、どうしてとても暗い部屋なのでしょう」といった問題が出され、参加した親子は相談したり、研究専門員の説明を参考にしたりして答えを考えていた。松本市の開明小学校3年生の福田悠羅君(9)=双葉=は父親の孝満さん(50)と参加した。悠羅君は「いつもは入れない場所が見られたり、お城の歴史が分かったりして楽しかった」と満足そうだった。
 ツアーは、市や関係団体でつくる「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会が平成24(2012)年度から開いている。