手製おせち料理 お年寄りに上松社協が配る

上松町社会福祉協議会の「まごころおせち宅配サービス」が29日に行われた。町民ボランティアの手を借りておせち料理を作り、希望した町内のお年寄り世帯に届ける歳末恒例の事業で、調理と配達に約30人が携わった。
木曽地方らしい赤カブのなますをはじめ、サケの昆布巻きやエビの煮物など8品を調理した。容器に彩り良く盛り付けると、エビやニンジンの朱色、きんとんの黄、インゲンの緑が鮮やかに映えた。
このサービスは平成9(1997)年に始まり、今年は67人分を用意した。町社協の羽毛田盛雄会長(76)は「心待ちにしている高齢者も多い。心のこもった料理を今年も届けられる」と、ボランティアらの尽力に感謝していた。