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三郷小南側の交差点改良 来年3月完了 見通し改善 信号も設置

改良工事が行われてる交差点

 安曇野市は、三郷明盛の三郷小学校南側にある市道と県道小倉梓橋停車場線の交差点で交通安全対策の改良工事に着手した。「くの字」に曲がっている市道を県道と直角に交わるようにして見通しを良くする。新たに信号機も設置され、三郷小や三郷中学校の通学路として利用する子供の安全を確保する。

 南北の市道約90メートル区間が対象で、現況約6メートルの道路幅を約7メートルに広げて形状を直す。総事業費は約7000万円。来年3月末の工事完了を予定する。期間中は市道が全面通行止めになっている。
 市によると、平日の日中12時間の交通量は約2500台で、建設整備課は「市道としては多い」とする。事故も多く、平成27(2015)年から令和2年までの6年間で人身事故を含めて15件ほど発生している。市道側が一時停止だが、幅が広い市道を優先道路と錯覚するドライバーもいるという。地元や小中学校PTAから市に危険な交差点として改善の要望もあった。
 建設整備課は「工事期間中はご迷惑をおかけするが、通学路の安全確保のために皆さんのご協力をお願いしたい」としている。