教育・子育て

朝日村産ビーツ入りボルシチ 保育園に登場

赤色が特徴のボルシチを味わう園児

 朝日村のあさひ保育園の給食に29日、村産のビーツを使ったボルシチが登場した。ボルシチはウクライナ発祥とされる煮込み料理で、鮮やかな赤紫色が特徴の西洋野菜・ビーツを刻んで煮込むことで、色素が溶け出し独特の赤色に仕上がる。村内でボルシチに欠かせないビーツの栽培が長く行われていることや、昨年から「ボルシチまつり」が開催されていることにちなんで、今秋新たにメニューに取り入れた。

 この日の献立は、ボルシチ、ご飯、鶏の唐揚げ、カボチャのチーズ焼き、パイナップル。ボルシチには細かく刻んだビーツ、タマネギ、キャベツ、ジャガイモといった野菜や、豚のバラ肉を使い、好みで水切りヨーグルトを入れて食べた。
 園児たちは赤色のスープに興味を向けながら笑顔で味わった。年長組の水宅風太ちゃん(6)は「お野菜がいっぱいでおいしい」と完食し、青柳佑依ちゃん(6)は「甘い味がしておいしい」と喜んだ。年長組では、ウクライナの話題も上り、食を通じて関心を向ける機会になったという。
 園児が食べやすいようビーツの量は控えめにし、野菜の甘みを生かした。調理員の柳澤智子さんは「野菜もたっぷりなのでおいしく楽しく味わってほしい」と願った。