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金色じゅうたん輝く秋 キッセイホールのイチョウ並木

 松本市水汲のキッセイ文化ホール周辺では、イチョウの木々が葉を落とし、辺りを黄色いじゅうたんを広げたように染めている。

 雨上がりの7日朝は、散策したりギンナンを拾ったりする人の姿があった。昼前に日が差すと黄葉したイチョウが金色に輝き、通りがかった高校生らが足を止めて見上げていた。1歳の長女と散歩していた近くの女性(36)は「色づき始めた木と落葉した木の両方が楽しめて今日が一番きれい」と目を細めた。
 イチョウは大正15(1926)年に旧県営運動場が設けられた時に植えられ、樹齢は100年近い。毎年鈴なりになるギンナンを拾いに来る市民も多い。