思い出抱えて帰路へ Uターンラッシュ始まる

春の大型連休(ゴールデンウイーク)を中信地方で過ごした行楽客や帰省客のUターンラッシュが5日、本格化した。鉄道や自家用車、空路などで帰路に就き、各地で家族や友人との別れを惜しむ姿が見られた。Uターンラッシュは6日も続く見通し。
JR中央東線の特急あずさは5日、松本―新宿間が午後の列車を中心にほぼ満席となった。松本駅では、大きなキャリーケースを引いたり、リュックサックを背負ったりした家族連れが、あずさに乗り込んでいた。妻(32)、長男(2)と松本市内の実家に2泊3日で帰省し、千葉県流山市の自宅に戻る田辺浩之さん(32)は「高校や大学の友達と一緒に近所の公園へ出かけた。天気が良く、ゆっくりできた」と笑顔を見せていた。
県営松本空港では、家族を見送る人たちの姿が見られた。ターミナルビル3階の展望デッキで飛び立つ飛行機に手を振る人もいた。
長野道は夕方を中心に、上りの塩尻インターチェンジ周辺で混雑した。