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木曽分駐隊が2連覇 白バイ安全運転の県大会 太田さん 個人総合優勝

優勝杯や賞状を手に2年連続の優勝を喜ぶ木曽分駐隊の出場メンバー

 県警交通機動隊木曽分駐隊(上松町荻原)は、バイクの走行技術を競う「県白バイ安全運転競技大会」で2年連続の優勝を果たした。出場メンバー3人のうち2人が昨年と替わり、2人とも本年度から白バイ隊員として活動を始めたばかりでの快挙となった。隊員たちは結果を励みに、培った技術を交通安全のため生かす決意を新たにしている。

 太田和樹さん(39)、小原功平さん(31)、小林大悟さん(29)が出場した。大会は10月末に筑北村と塩尻市を会場にあり、7分駐隊が3人1チームで参加。2日間にわたって3種目で点数を競った。災害現場を想定し、障害物や傾斜のあるコースをオフロードバイクで走る「トライアル」、低速走行や回避・停止などでバランス技術をみる「バランス」、細かい曲線のあるコースを正確・迅速に走る「スラローム」があった。
 木曽分駐隊は昨年16年ぶりの栄光に輝いた。引き続き出場した太田さんは「連続優勝を目指していた。結果を残せたことはうれしい」と振り返る。小原さん、小林さんは大会初出場だった。小林さんは「緊張はあったが大きなミスなくやり遂げられた」と胸をなで下ろした。一方で2人とも「課題が見つかった」と口をそろえ、小原さんは「反省を生かしもっと力をつけたい」と意気込む。
 太田さんは個人成績でも総合1位だった。「まだ課題はある。除隊する日まで訓練を重ね交通事故防止に努めたい」と力を込めた。