山形で新そば味わい祭りスタート

新そばを味わう子供たち

 山形村特産のそばを楽しむ「新そば味わい祭り」(村観光協会主催)が3日、始まった。村内の11店舗が自慢の新そばを提供し、初日から村内外の人が舌鼓を打った。26日までの期間中、各店がスタンプカードを発行し、食事1000円ごとにスタンプ1個を押印。5個集めると500円割引き券として利用できる(来年1月末まで)。

 唐沢そば集落にあるからさわ亭、水舎本店、水舎つつみ庵、からさわ屋、そば幸、根橋屋、山法師と、木鶏(上竹田)、そばカフェ水舎(下大池)、かみじょう(同)、唐松(小坂)が参加している。
 からさわ亭は、石臼でそば殻を多めにひき込んだ地粉で打った二八そばを提供。新そばを待ちわびた人でにぎわい、村内の60代男性は「楽しみにしていた。コシがあっておいしい」と喜び、松本市庄内1の田中優吉さん(72)は「期間中また食べに来たい」と話した。
 村特産の長芋の細切りを乗せたご当地そば「やまっちそば」を味わった長野市の小川三枝子さん(63)は「そばも長芋もおいしくて幸せ」と喜んでいた。
 家族と同店を経営するそば打ち職人の上條貴仁さん(38)は「各店が特色あるそばを提供しているので、多くの方に味わってもらえたら」と願っている。
 期間中の23日には、そば店や道祖神を巡るロゲイニング(村観光協会主催)を初開催する。12日まで村ホームページなどから参加を受け付けている。問い合わせは村観光協会(電話0263・31・6220)へ。