地域の話題

廃線敷にランタン210個 28・29日ハロウィーン 旧篠ノ井線

カボチャで作ったジャック・オー・ランタンが並ぶ三五山トンネル(昨年10月)

 安曇野市明科東川手の旧国鉄篠ノ井線廃線敷三五山トンネルとその周辺で28日と29日、ハロウィーンに合わせた催し「安曇野 APPLE HALLOWEEN」が開かれる。JR東日本長野支社が市などと連携して開く催しで4年目となる。今年は明科地域の園児や小学生がカボチャをくりぬいて作ったジャック・オー・ランタン約210個を並べる。

 主会場となる三五山トンネル(125メートル)の内部には小学生が作ったジャック・オー・ランタン約60個を、トンネル出入り口周辺には園児が手掛けた約150個を飾り付ける。トンネル南側の潮神明宮近くの廃線敷遊歩道入り口では、安曇野の特産品が買えるマルシェなどがある。仮装した来場者には各日先着100人にプレゼントがある。
 明科地域の魅力を発信するとともに鉄道の利用促進を図ろうとJR東日本長野支社の若手職員の発案で始まった。同支社の担当者は「廃線敷だけでなくリンゴや信州サーモンなど多数の魅力がある。それを発信できる場として継続できれば」と話している。
 両日とも午前9時~午後3時。28日午前10時~正午には乗務員や土木関係職員によるガイドツアーがある。定員は10人。参加にはJR東日本管内で使える電子チケット「エキトマチケット」(1枚500円)が2枚(小学生は1枚、小学生未満は無料)が必要となる。
 問い合わせは市観光課(電話0263・71・2054)へ。